阪神に負けた日本シリーズは、杉本、頓宮、山崎颯が怪我で思い通りの活躍ができず、オリックスらしさを出せない試合が多かったですね。
日本シリーズが終わって来季の編成が始まるわけですが、入ってくる選手もいれば出ていく選手もいます。嬉しさと寂しさがありますが、「頂きの軍団」である為には血の入れ替えは必要不可欠です。
ドラフトで高卒4人、社会人3人の7人を獲得。
FA制度で広島カープから西川龍馬外野手を獲得。
トレードで日本ハムから吉田輝星投手を獲得。
8名の選手が戦力外になり、複数名が引退。
吉田凌投手はロッテと育成契約、平野大和外野手、小野投手はまた育成戻り。
更にトレードで黒木優太投手と近藤大亮投手を日ハムと巨人に放出。
FA制度で日本ハムへ山崎福也投手が移籍。
更には山本由伸投手がポスティングでの海外移籍。
ドラフト獲得選手
ドラフト1位の横山くんから4位の堀くんまで全員高卒。内野手、右投手、左投手、捕手とバランス良く将来性の高い選手を獲得できました。ここまで高卒で固めるのは焦らず育てることができるチーム状態の現れだと思います。それに対して、5位から7位の3名は全員即戦力としての活躍が求められる社会人投手3名。本当に今のチーム状況の余裕を表している王者の風格が漂うドラフトでした。
横山くんは同じショートの紅林と張り合うことになり、更に高い競争が生まれますし、なかなか埋まらないセカンドへのコンバートも考えられますね。宜保、太田などと競争も可能。来季中に28歳になる宗がいるサードの後釜も可能。ちなみサードには内藤選手もいるので本当に内野の競争が激しくなりいい影響を与えることができると思います。
2位の河内くんは体作りからだと思いますが、5年後には1軍の先発ローテに入れるように焦ることなく大きく育って欲しい素材です。
3位の東松くんも同じくで、3年以内に1軍定着、先発なら5年以内にローテ入りできるように育って欲しい。映像見た感じ、中継ぎで使っても面白いかもしれないですね。
4位の堀くんは、とにかく2軍で実戦経験を積んで欲しい。今の1軍は森、若月の捕手二枚看板がいて、更には頓宮、石川とキャッチャーだらけ。しかも、若月、森、石川は来季中に29歳を迎える。頓宮は1歳年下で、歳が偏りすぎててチーム編成としてはバランスが非常に悪い状態です。若月、森が捕手として衰え始めたタイミングに1軍に入り込むのが堀くんであって欲しい。10歳離れてるので、若月、森が35歳になったら堀は25歳。正直、これから数年で1軍に入り込む枠がないので、お試し昇格や主力の怪我以外は2軍で実戦経験を積んで欲しい！
5位、6位、7位の高島、古田島、権田投手は社会人らしい即戦力の活躍を期待したいです。
補強ポイント
チームの補強ポイントであった内野を横山くんでカバーし、中川選手以外、ほぼ固定できなかった外野を西川龍馬選手で埋めた。数年後の捕手事情を考えて高卒で堀くんを獲得。
山本由伸、山崎福也の先発ローテ2枚分は既存の選手で埋める。
宮城、山下、田嶋、東の4枚はある程度計算できるので、残りの2枚は投げ抹消で柔軟に選手起用すると予想しています。
候補として、村西、斎藤、小木田(来季から先発転向？)、日高、前、育成の佐藤など候補は山のようにいます。トミー・ジョン手術から復帰予定の椋木もいる。新人社会人の3人も保険として十分機能すると思う。中継ぎ、抑えも層が厚すぎなので、黒木と近藤の放出は選手の為になるので良かったと思います。
ざっくり、選手のバランスを見たら穴という穴がほぼ無い状態に仕上がってると思います。
後は外国人選手ですね。野手はゴンザレス、セデーニョが残留。投手は全員退団。リリーフのマチャドの獲得発表があったので、後は先発型の投手が欲しい。
内野をどこでも守れて、何番でも打てる超オールラウンダーのゴンザレスはとても貴重で、彼のお陰で選手の育成も捗ってる部分もあると思う。ゴンザレスをベンチに追いやるくらい若手が活躍して欲しい。
来季のポジション争い
- 捕手 若月 / 森
- 一塁 頓宮 / セデーニョ
- 二塁 太田 / 宜保 / (ゴンザレス)
- 三塁 宗 / (ゴンザレス)
- 遊撃 紅林 / 野口
- 左翼 杉本 / 西川
- 中堅 中川 / 福田
- 右翼 茶野 / 池田 (野口)
ベンチに石川、大城、小田。
毎試合変わるのでオーダー予想はしにくいが、十分紅白戦として面白い試合が成立するくらい層が熱くなってきている。
投手も非常に層が厚い。今でもそうですが、来年以降は人的補償28人プロテクトではプロテクトできないくらいのとんでもなく分厚い選手層になってるので迂闊にFA宣言選手を獲得できないですね。というよりも、する必要がもうないです。
来季の順位予想
日本一。
以上です〜！
